2007年 10月 08日
古きよきイスラム
|
腰に刀をさした男と、目だけ出した黒装束に身を包んだ女が行き交う光景は、異国情緒どころか、時代感覚まで狂わせる。
イエメンの首都、サヌアの町の入り口。

女は一人で行動することは許されず、常に男のエスコートを必要とする。バスに乗るのも、レストランに行くのも、女性は男の陰に隠れてひっそりと。
最初ジーパン姿で闊歩していた私は、あまりの視線の痛さに耐え切れず、不本意ながらベールをかぶった。
買い物してるのも男ばかり。

招き入れられた家には男子禁制の女部屋があった。ベールを脱いだ女性たちは、外での寡黙な感じとは打って変わって、お茶を飲みながらにぎやかにおしゃべり。女の社交場は家の中にちゃんとあった。ローズウォーターを振舞われ、一緒に食事をし、きゃっきゃ大騒ぎしながら私の手に黒い模様を施してくれた。
ここでは男性と女性の生活の場も役割ははっきりと分けられてたけれど、これもひとつの男女平等の形なのかも、と逆に新鮮だった。私もここに生まれてたら、少しは女らしく…以後自粛。
そしてこの国の建物も独特だ。石造りってのはわかるけど、なにも石の上に建てなくてもよかろうに。


旅人には親切にせよ、というイスラムの教えがしっかり残るこの国で、イスラム=なんかコワイ、というイメージは覆された。けれどやっぱり謎に満ちた不思議な国だって印象は変わらない。
イエメンの首都、サヌアの町の入り口。

女は一人で行動することは許されず、常に男のエスコートを必要とする。バスに乗るのも、レストランに行くのも、女性は男の陰に隠れてひっそりと。
最初ジーパン姿で闊歩していた私は、あまりの視線の痛さに耐え切れず、不本意ながらベールをかぶった。
買い物してるのも男ばかり。

招き入れられた家には男子禁制の女部屋があった。ベールを脱いだ女性たちは、外での寡黙な感じとは打って変わって、お茶を飲みながらにぎやかにおしゃべり。女の社交場は家の中にちゃんとあった。ローズウォーターを振舞われ、一緒に食事をし、きゃっきゃ大騒ぎしながら私の手に黒い模様を施してくれた。
ここでは男性と女性の生活の場も役割ははっきりと分けられてたけれど、これもひとつの男女平等の形なのかも、と逆に新鮮だった。私もここに生まれてたら、少しは女らしく…以後自粛。
そしてこの国の建物も独特だ。石造りってのはわかるけど、なにも石の上に建てなくてもよかろうに。


旅人には親切にせよ、というイスラムの教えがしっかり残るこの国で、イスラム=なんかコワイ、というイメージは覆された。けれどやっぱり謎に満ちた不思議な国だって印象は変わらない。
■
[PR]
by taira5577
| 2007-10-08 22:41
| 旅行記